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アラバマ州()は、アメリカ合衆国南部に位置する州である。人口は4,779,736人(2010年度)である。州都はモンゴメリー市。他に都市圏では州内最大のバーミングハム、州内唯一の港湾都市モービル、アメリカ航空宇宙局関連施設が集中するハンツビルなどの主要都市がある。北はテネシー州、東はジョージア州、南はフロリダ州とメキシコ湾、西はミシシッピ州と接している。アメリカ合衆国50州の中で、陸地面積では第30位、人口では第23位である。内陸まで航行できる水路総延長が1,300マイル (2,100 km) あることでは、国内でも最長クラスにある。 南北戦争から第二次世界大戦まで、他の南部州と同様に農業への依存が続いていたこともあって、アラバマ州は経済的に困難な時代を味わった。工業や都市部が成長したにも拘わらず、1960年代までは田園部の白人の利権が州議会を支配しており、都市部とアフリカ系アメリカ人の権利は優先されなかった。第二次世界大戦後、アラバマ州は農業依存経済から多様化された経済に移行して成長してきた。多くのアメリカ軍基地が設立または拡張されたことも経済発展に寄与し、20世紀半ばに農業と工業経済の橋渡し役となった。21世紀の州経済は経営管理、金融、製造、航空宇宙、鉱業、医療、教育、小売りおよび技術に依存している。 === 州名の由来 === かつてマスコギー語を話すアラバマ族がアラバマ川上流、クーサ川とタラプーサ川合流点の下流に住んでおり、これが川と州の名称の由来とされている。アラバマ族の言語で部族員は ''Albaamo''(方言によっては ''Albaama'' または ''Albàamo''、複数形は ''Albaamaha'')と呼ばれる。「アラバマ」という言葉は、チョクトー族の言葉が語源と考えられており、アラバマ族が部族名に採用した。その綴りは史料によって様々である〔。最初に文献に現れたのは、1540年のエルナンド・デ・ソトの遠征であり、ガルシラソ・デ・ラ・ベガが ''Alibamo'' と表記していた。他にもエルバス騎士が ''Alibamu''、ロドリゴ・ランヘルが ''Limamu'' と記していた〔。1702年にはアラバマ族がフランス人によって ''Alibamon'' と呼ばれ、フランスの地図にはアラバマ川が ''Rivière des Alibamons'' と表記されていた〔。その他、''Alibamu''、''Alabamo''、''Albama''、''Alebamon''、''Alibama''、''Alibamou''、''Alabamu''、''Allibamou'' などの表記が見られた〔〔The use of state names derived from Native American languages is common; an estimated 27 states have names of Native American origin. 〕。 「アラバマ」の語源は分かっているが、その意味については諸説あって定まっていない。『ジャクソンビル・レパブリカン』紙の1842年の記事では、その意味を「ここで休む」とする説を発表した〔。この説は1850年代にアレクサンダー・ボーフォート・ミークの著作を通じて広まった〔。マスコギー語の専門家はこの説を肯定する証拠を見出すことができなかった〔〔。学者はこの言葉がチョクトー語の ''alba''(植物あるいは雑草を意味する)と、''amo''(切る、整えるあるいは集めるを意味する)を合わせたと考えている〔〔。その意味は「藪を切りはらう人」〔または「香草を集める人」〔である可能性があり、農作のために土地を開墾すること〔、あるいは薬草を集めることを指していると考えられる〔。「アラバマ」はアメリカ合衆国内に数多いインディアンの言葉に由来する地名の1つである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アラバマ州」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Alabama 」があります。 スポンサード リンク
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